【読谷】読谷村の比謝川行政組合廃棄物処分場敷地内に8日、不時着した米軍普天間飛行場所属のAH1攻撃ヘリコプターが9日午前7時20分ごろ、不時着した処分場敷地内から離陸した。所属する普天間飛行場には離陸から6分後の9日午前7時26分ごろに到着した。
ヘリが不時着した現場では9日午前7時すぎごろ、米兵7、8人がエンジン音を響かせる不時着機周辺で作業を行っているのが確認できた。9日午前7時15分ごろ、不時着した米軍ヘリのプロペラが回り出し、約5分後に離陸した。
米軍は8日、県の問い合わせに対して、不時着した機体を9日にも普天間飛行場に戻す意向を伝えていた。
米軍ヘリを巡っては6日に同じく普天間飛行場所属のUH1Yヘリがうるま市伊計島の海岸に不時着し、8日、CH53E大型輸送ヘリでつり上げによる撤去が行われたばかり。実効性のある防止策を繰り返し求める中、相次ぐ米軍機のトラブルに県民の怒りと反発はピークに達している。【琉球新報電子版】