待ちに待った島民の〝足〟が復活 第一航空の粟国便が再開 約2年5カ月ぶり


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粟国空港に着陸した機体から降りる乗客ら=15日午前9時10分ごろ、粟国空港

 【粟国】2015年8月の粟国空港での着陸失敗の事故以来、那覇―粟国路線を運休していた第一航空(大阪府、木田準一社長)が15日、約2年5カ月ぶりに同路線の運航を再開した。

 15日午前8時半、同社の双発プロペラ機DHC6のプロペラが回り始め、8時45分に那覇空港を離陸。約15分後の午前9時ごろ、粟国空港に着陸した。機体は19人乗りだが、乗客は5人だった。

粟国空港に着陸した第一航空の双発プロペラ機=15日午前、粟国空港

 那覇空港では第一航空の木田社長が機体を見送り、粟国空港では澤田隆夫沖縄事業本部長らが出迎えた。木田社長は「長い間お待たせして申し訳ない。万全を期して準備してきた。実際に乗っていただいて安全を確認してもらいたい」と述べた。

粟国空港から離陸する第一航空の双発プロペラ機=15日午前9時半ごろ、粟国空港

  第一航空のDHC6は15年8月28日、粟国空港への着陸時に滑走路を外れてフェンスに衝突し、11人が負傷する事故を起こし、那覇―粟国路線は運休していた。

 第一航空の那覇―粟国路線については、4月以降の運行は現時点で決まっていない。【琉球新報電子版】