「気持ちが洗われた」 波上宮でどんど焼き しめ縄やお守り焼き、安穏を祈願


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古神札焚上祭で祝詞を奏上する宮司=15日午前10時23分、那覇市の波上宮

 正月に飾られたしめ縄や昨年のお守り、お札などを焼く「古神札焚上祭(こしんさつたきあげさい)」(どんど焼き)が15日午前、那覇市若狭の波上宮で催された。 

 どんど焼きは正月行事を締めくくる伝統行事。宮司が祝詞を読み上げた後、縁起物などに点火し、境内に設けられた祭場でたき上げられた。参拝者は昨年の無事を感謝し、ことし一年の安穏を祈願した。

 波上宮によると、祭場横の納所に納められた古神札などのたき上げは、2週間ほどかけて毎日行われるという。

 八重瀬町の知念千賀さん(36)は娘と母親と三世代で参拝に訪れ、「一年の感謝を込め、たき上げを見ました。気持ちが洗われました」と笑顔で話した。【琉球新報電子版】