全国最年少8歳でそろばん10段 安座間さん 暗算に続く快挙


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全国最年少で珠算10段を取得した安座間心愛さん(前列左)と母の千明さん(同右)=15日、北中城村の珠光そろばん塾

 【北中城】昨年11月26日の第382回珠算段位検定試験(全国珠算教育連盟主催)で沖縄県北中城村島袋の珠光(しゅこう)そろばん塾に通う安座間心愛(のあ)さん(8)=北中城村立島袋小学校3年=が、最高位の10段に全国最年少の8歳10カ月で合格した。安座間さんは2016年1月の暗算段位検定試験でも、最高位の10段を7歳0カ月の合格で最年少記録(当時)を更新しており、そろばん塾関係者は「二つの最年少記録を更新した人は聞いたことがない」と快挙を喜んでいる。

 珠算段位検定試験には今回、約1万人が受検し、10段の合格者は9人のみ。これまでの最年少記録は10年9月に青森県の男児が合格した9歳2カ月で、安座間さんは4カ月更新した。初めての8歳での最高位取得となった。安座間さんが珠光そろばん塾に通い始めたのは4歳の頃。ほぼ毎日、2~3時間玉をはじいている。10段の合格を「うれしい」と照れくさそうに笑う。

 安座間さんの目標は日本一になることだ。好きな言葉だという「『やればできる』はまほうのことば」を胸に、頂点に向かって一歩一歩進んでいる。(安富智希)