前向きで「いいんです」　川平慈英さんが講演

　第８８期新報女性サロン（琉球新報主催）の第１回講座が２３日、那覇市のＡＮＡクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開かれた。「うちなー発ポジティブシンキングマン」と題し、那覇市出身の俳優でタレント、川平慈英さん（５５）が前向きに生きるこつなどを語った。

　川平さんは３人兄弟の三男。日本復帰の１９７２年、父の朝清さんの転勤に伴い東京に移った。上智大学在学中にミュージカルでデビューし、報道番組「ニュースステーション」のサッカーキャスターとして大ブレークした。決めぜりふの「クゥ～」や「いいんです！」は、長男のジョン・カビラさんとの「居酒屋トーク」で生まれたと明かし、会場の笑いを誘った。

　何度も挫折を味わったという川平さん。それでも「自分が信じた言葉を丁寧に発したら、テレビでも舞台でも届く」「見守ってくれている人が必ずいる。勇気を出して『助けて』と言ってほしい」と強調した。