2月4日投開票の沖縄県名護市長選は28日に告示される。3期目を目指す現職の稲嶺進氏(72)=社民、共産、社大、自由、民進推薦、立民支持=と、新人で前市議の渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=の2人が既に立候補を表明し、一騎打ちとなる見通しだ。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設が最大の争点となっており、名護市長選の結果が11月にも予定される県知事選に大きく影響するとみられる。市長選と同日に告示、投開票となる名護市議補選には、欠員1に対し2人が立候補する見込み。
稲嶺氏は23日の総決起大会で、3期とも子どもを政策の柱に掲げてきたとし「次代を担う子どもを育てる大人の責任として新基地は造らせない」と話した。
渡具知氏は22日の総決起大会で「まちづくり、子育て支援に力を入れて、この町の明るさを取り戻していく」と宣言。政府と協議し予算を獲得するとした。
稲嶺氏は28日午前8時半から市大北の選挙事務所前で出発式を行う。渡具知氏は28日午前8時半から市役所前で出陣式を開く。
市の選挙人登録者数は26日現在、4万9241人(男性2万4264人、女性2万4977人)。
(名護市長選取材班)