沖縄財界四天王、共通点は「闘魂」 比嘉良雄氏、人柄語る


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財界四天王の人となりを語る比嘉良雄氏=26日、那覇市のザ・ナハテラス

 沖縄県経営者協会(安里昌利会長)は26日、1月度合同業種部会を那覇市のザ・ナハテラスで開き、名桜大学理事長でオリオンビール副社長、NHK沖縄放送局長、沖縄セルラー電話社長を歴任した比嘉良雄氏が「沖縄経済の基礎を招いた財界四天王に学ぶ~企業経営と人材育成の秘訣(ひけつ)」と題して講演した。「共通点は闘魂」など4氏の人柄を語る比嘉氏の話に参加者は耳を傾けた。

 沖縄財界四天王と呼ばれた那覇空港ターミナル(NATCO)設立者の一人・大城鎌吉氏、国場組の国場幸太郎氏、琉球セメントの宮城仁四郎氏、オリオンビールの具志堅宗精氏の手腕や人柄を近くで見てきた比嘉理事長は、4氏の共通点を「闘魂があり、厳しい少年時代に耐え、地縁でつながり、よく働いてくれる部下が多い」と指摘した。さらに終戦直後に40代という働き盛りを迎え「『職場から墓場へ』と評されるほど生涯にわたり仕事を全うした」と語り、働きぶりを称賛した。