【名護】「日本の春はここから始まる」をキャッチフレーズに第56回名護さくら祭り(同実行委員会主催)が27日午前、沖縄県名護市の名護中央公園などで始まった。約2万本のヒカンザクラがピンクの花を咲かせ、訪れた人を楽しませている。市内の目抜き通りでは、小中学校の吹奏楽隊などによるパレードがにぎやかに行われた。
午前11時からのオープニングセレモニーで、稲嶺進市長は「たくさんの皆さんに喜んでもらえるよう祭りに向けて準備してきた。桜も立派に花を付けてくれた。多くの人に楽しんでもらいたい」とあいさつした。
稲嶺市長と友好都市の関係者らが一緒にテープカットした。鏡開きも行われた。観光客ら多くの人が会場を訪れ、桜を写真に収めたり、記念撮影したりする姿が見られた。
実行委員会によると、開花は例年より早く、四~五分咲き。木によっては満開の花もある。28日まで多彩なイベントが開催される。【琉球新報電子版】