【八重瀬】任期満了に伴う沖縄県の八重瀬町長選挙が28日投開票され、無所属新人で元県議の新垣安弘氏(62)=自民、公明推薦=が6635票を獲得し、初当選を果たした。いずれも無所属新人で前町議の知念昭則氏(66)は5424票、前町議の宮城勝也氏(43)は2841票だった。新垣氏は「合併12年の節目。(立候補者が)3人立ったが、それぞれ応援した人たちも、みんな八重瀬を思っている。新しい八重瀬町を力合わせてスタートしたい」と抱負を述べた。
新垣氏は町議6年、県議8年の豊かな議員経験を前面に打ち出し、現町政への支持票のほか、自公も加えた組織戦で勝ち抜いた。
投票率は63・00%で、選挙が行われた2010年の71・2%を8・2ポイント下回り、過去最低だった。当日有権者数は2万3835人(男性1万1710人、女性1万2125人)。投票総数は1万5014票。無効票は114票だった。
新垣 安弘氏(あらかき・やすひろ)1955年12月30日生まれ。町志多伯出身。糸満高卒。2002年に旧東風平町議初当選。06年に八重瀬町議当選。08年から県議を2期務めた。
■八重瀬町長選開票結果
当 6635 新垣安弘 無新
5424 知念昭則 無新
2841 宮城勝也 無新
114 無効
(選管最終)
【琉球新報電子版】