【ハワイ】31歳高良さん、会長に ハワイ連合会 最年少、女性7人目


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 ハワイ沖縄連合会(HUOA)の第68回役員就任会が20日、米ハワイ州ワイパフのハワイ沖縄センターで盛大に開催され、連合会の各クラブメンバーとその家族、友人ら850人余が会場を埋め尽くした。2018年度の会長に同連合会歴代最年少の31歳の県系4世、高良コートニーさんが新たに就任した。デービッド・イゲ州知事やカーク・コールドウェルホノルル市長が出席した。ウチナーンチュ・オブ・ザイヤー授賞式も行われ、2017年に各クラブで活躍したメンバー45人が受賞した。

2018年度のハワイ沖縄連合会会長に史上最年少で就任した高良コートニーさん=20日、ハワイ州ワイパフのハワイ沖縄センター

 高良さんは中城村人会、「シンカ」、小禄字人クラブに属する。連合会で7番目の女性会長となった。幼い頃から沖縄の文化に触れ、9歳から琴を習い始めた。07年以来、連合会の役員としても活躍している。15年に中城村の海外研修に参加し、さらに沖縄文化への関心が高まったという。

 ハワイ大学では法学を専攻し、現在はセントラルパシフィックバンクの法令遵守担当責任者として勤務する。

 今年の連合会テーマをみんなで集まって喜ぶという意味を込め「ひやみかさ」にした。テーマは、人々の気持ちを明るく盛り上げる「ヒヤミカチ節」のリズミカルなテンポをイメージしたもの。困難な状況でも「ネバーギブアップ、みんなで力を合わせれば必ず成し遂げる」という同連合会の精神が反映していると会長は語る。

 高良会長は就任あいさつで「われわれ4世は2世、3世の導きによって、現在に至っている。1世のさまざまな体験に感化されてきた。各時代で起きたチャレンジもお互いに励まし合いながら克服してきたことを忘れずに、これかもその精神を継承していきたい」と希望を膨らませた。(名護千賀子通信員)

2017年に各クラブで活躍した人に贈るウチナーンチュ・オブ・ザイヤーの受賞者ら=20日、ハワイ州ワイパフのハワイ沖縄センター

 18年の役員は以下の通り。(敬称略)

▽会長 高良コートニー

▽次期会長 伊芸ジョセリン

▽副会長 加藤ヴァラリー、クルパ宮平リン、桑崎グレッグ

▽書記 柳サンドラ

▽書記補佐 呉屋テリー

▽日本語書記 比嘉具志堅華絵

▽会計 片山ステファニー

▽会計補佐 仲宗根ノーマン

▽前期会長 渡部ヴィンス

▽顧問 新川デイビッド、新垣スコット、知念フォード、比嘉マーク、デイビッド・ジョーンズ、古明地ポール、宮城ゲイナー、玉城サイレス