データで見る名護市長選 投票率 2000年以降70%台


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 1980~90年代の名護市長選の投票率は80%以上と高い率が続いていたが、2000年代以降は70%台後半で推移している。直近に首長選が行われた八重瀬町や南城市が60%台だったことと比較すると、リーダーを選ぶことへの市民の関心は依然高いといえそうだ。

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題が初めて争点となった1998年の投票率は82・4%だった。

 投票率の推移に加え、期日前投票率の上昇も注目される。国会議員や市外からの有志の応援が入るなど他自治体以上に激しい選挙戦が繰り広げられるだけに、各陣営とも期日前投票の呼び掛けにも注力している。2006年が有権者の22%だったのに対し、10年は31%、14年は34%と回を重ねるごとに割合が高まっている。今回選でも期日前投票初日の29日に有権者数の5%超が投票を済ませており、30%台に達する公算だ。