赤マルソウの味を8店で 調味料使用の店紹介 国際通り、パムと提携


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赤マルソウのおすすめする国際通りガイドマップを披露する(左から)パムの洲鎌彩子さんと、赤マルソウの山里将司営業部課長=1月30日、琉球新報社

 沖縄県産素材にこだわった調味料を製造する赤マルソウ(糸満市)と、観光情報誌の運営などを手掛けるパム(那覇市)は、赤マルソウの調味料を使っている飲食店を紹介する「赤マルソウのおすすめする国際通りガイドマップ」を作成した。県外から来た観光客にとって「タンカン」など独特の県産素材を使った調味料は使い方をイメージしづらいのが課題だったが、飲食店で食べ方を体験することで調味料の魅力を伝え、県産調味料の消費拡大につなげる。

 ガイドマップでは「沖縄豚肉みそ」「タンカンドレッシング」「しまとうがらし入りシークヮーサーこしょう」の3品が味わえる国際通り周辺の飲食店8店舗を掲載した。

 料理が割安で食べられるクーポン付きで、豚肉みそと焼き鳥や、黒毛和牛と食べるタンカンドレッシング、沖縄あぐー豚と食べるシークヮーサーこしょうなどの組み合わせで味わえる。

 気に入った調味料があれば近隣の土産品店で購入でき、飲食店と土産品店が並ぶ国際通りの特長を生かした販促を展開する。

 赤マルソウの山里将司営業部課長は「味が分からないと何に使っていいか分からないという問い合わせが多かった。食べ方を伝えて長く使ってもらえる調味料を育てたい」と語った。

 パムの洲鎌彩子さんは「旅行土産としてはあまり取り上げられない調味料に焦点を当て、新たな需要を開拓することで地域活性化につながると思う」と期待した。

 ガイドマップは2万部発行し、国際通り周辺のホテルやゆいレール主要駅で配布する。