東京パラ出て踊り見せるぞ 障がいの中高生がチーム


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ポーズを決めるダンスチーム「琉球ノビッターズ」のメンバーら=5日、県庁

 障がいのある子どもらが利用する沖縄県那覇市小禄の放課後等デイサービス「のびっと」の男子中高生5人が5日、ダンスチーム「琉球ノビッターズ」を結成した。

 台湾出身の女優ビビアン・スーさんの振り付けを手掛けた吉田邦彦さん(51)=北谷町=がダンスを指導する。目標は、2020年の東京パラリンピックでパフォーマンスを披露することという。

 メンバーは中学1年~高校1年。昨年12月から毎週土曜日、吉田さんの下でレッスンを重ねている。踊りはヒップホップ。シンガーソングライターのHI―Dさん(東京都)がオリジナル曲「ガッチャーン!(Got CHANCE)」を書き下ろした。

 のびっとを運営する社会福祉法人「ニライカナイ」の豊村英事務局長らが5日、県庁で記者会見し「障がいのある人が夢や希望を持てる社会づくりに貢献したい」と、東京パラリンピック参加の狙いを語った。

 メンバーの古謝景聖さん(14)=松島中3年=も「できないことができるようになると楽しい。ダンスがうまくなりたい」と意欲を見せた。