世界各国の沖縄県系人の若者らが参加する「第6回世界若者ウチナーンチュ大会」が現地時間6日夕(日本時間7日)、ペルー・リマ市で開幕した。オープニングセレモニーがリマ市郊外のペルー沖縄県人会館で開かれ、世界各地の10~30代の県系人ら100人以上が参加した。
玉元三奈美実行委員長が「世界の若者ウチナーンチュグローバルネットワーク構築・拡大に努め、ウチナーンチュとしてのアイデンティティーを強化する。移民の歴史を把握し、理解し継承していく」と力強くあいさつした。ブラジルで開催された第1回大会に続き、南米での開催は2回目。
セレモニーでは、地元ペルーからカリーナ・コハツ実行副委員長が「将来の県系人社会のリーダーとしての人材育成と、県人会館内の施設を利用し、スポーツをはじめ、文化芸能の交流を図りたい」と意気込みを語った。ペルー沖縄県人会のマリア・ルイサ・コハツ会長、ホルヘ・クニガミ日系人協会長らがあいさつした。
セレモニーは終了、歓迎夕食会が開かれ、若者たちによるロックやジャズの演奏があり、最後はカチャーシーで締めくくった。参加者らは真夏の南米ペルーでの夕食会を大いに満喫していた。
大会は6~10日までの5日間で県人会館を主会場に日秘文化会館やカニエテの3カ所で開催される。市町村別交流会や移民の歴史を学ぶスタディーツアー、ワークショップ、ネットワークに関する討論会などが行われ、交流を深める。
沖縄県から25人が参加するほか、アルゼンチン13人、ボリビア1人、ブラジル3人、米国4人、カナダ2人、ペルー73人、計117人が参加する。
(赤嶺光弘ペルー通信員)