県警警視に停職6月 知人男性へのセクハラ


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 沖縄県警監察課は16日、知人男性に性的な嫌がらせ(セクシュアル・ハラスメント)をしたとして、県警本部の所属長の男性警視(58)を、同日から停職6カ月の懲戒処分とした。

 警視は聴取に対して事実を認め「体育会系ののりで、悪ふざけのような気持ちだった」などと答えているという。同日付で依願退職した。

 平良英俊首席監察官は警視の行為について「警察官にあるまじき言語道断の行為」と厳しく批判し「県警幹部職員によるもので誠に遺憾。関係者と県民の皆様に深くおわびする。信頼回復のため、職員一丸となって再発防止に取り組んでいく」と話した。

 県警監察課によると、警視は知人の一般男性に対して、2016年11月中旬に那覇市内の飲食店でキスをした。また17年4月中旬、沖縄市内に駐車中の自車車内で、キスをしたり着衣の上から下腹部を触るなどのわいせつ行為をしたという。いずれも一般男性の意に反して行われた。警視は16日付で退職し、退職金は全額支払われるという。【琉球新報電子版】