【宮古島・石垣】コンビニなどに現金自動預払機(ATM)を展開するイーネット(東京都、西岡修社長)は15日、宮古島市と石垣市に設置されるATMでしまくとぅばによる音声案内サービスを開始した。
同日、宮古島市平良のファミリーマート宮古マクラム通り店で記者発表会が開かれ、下地敏彦市長や沖縄ファミリーマートの関係者らが出席した。先島地域では初めての取り組み。
ATMは主にファミリーマート内にあり、宮古地域に20台、石垣地域に18台が設置される。
ATMの利用開始時に宮古島では「んみゃーち」、石垣島では「おーりとーり」と、各地で「いらっしゃいませ」に当たる言葉で迎える。利用を終えた際には「ありがとうございました」を意味する「たんでぃがーたんでぃ」(宮古島)、「にーふぁいゆー」(石垣島)と案内する。
話者は公募され、宮古島市では福里節子さん(62)=市平良、石垣市では玉城ゆうなさん(36)=市登野城=の声が吹き込まれている。
下地市長は「良い言葉を選んでもらった。まさにおもてなしの心を表している。皆が楽しんでもらえればありがたい」と話した。