4年生大学に進学する人を対象とした2018年度琉球新報奨学生(第2期)への奨学生証書授与式が19日、沖縄県那覇市の琉球新報社であり、那覇国際高校3年の山城輝大(こうだい)さん(18)と浦添高校3年の島袋唯さん(18)が証書を受け取った。2人は授与に感謝し、進学後の抱負を語った。
2人は浦添市出身。山城さんは慶應大商学部へ、島袋さんは玉川大芸術学部への入学が決まっている。
証書を授与した琉球新報社の富田詢一社長は「少しでも荷が軽くなって、その分を学業に振り向かせることができれば本望だ」と語った。山城さんは「大学ではたくさんの人と関わって、いろんな物の見方を身に付けたい」と話した。音楽教員を目指す島袋さんは「奨学金を無駄にしないよう精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。
本社の奨学金は返済不要の給付型で、経済上の理由で大学進学が困難な生徒を支援するため創設された。奨学生には大学在学期間中、毎月5万円を支給する。18年度は18人の応募があり、山城さんと島袋さんが選ばれた。