英語弁論大会で全国V 浦添市出身・上江洲さん 世界大会出場へ


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 上江洲まりのさん

 【東京】より多くの人々に英語で伝える表現力を競う「インターナショナル・パブリック・スピーキング・コンペティション2018」(イングリッシュ・スピーキング・ユニオン主催)の日本選考会が3日、東京都内で開かれ、沖縄県浦添市出身の上江洲まりのさん(19)=お茶の水女子大1年=が優勝した。5月14日から1週間、英国ロンドンで開かれる世界大会に日本代表として参加する。上江洲さんは「後悔しないよう練習を積んで臨む。日本人はこんなに英語ができるんだと会場を驚かせたい」と目標を語った。

 コンテストは、与えられたテーマについての考えを5分間スピーチし審査員からの質問に答えたり、くじ引きで与えられたテーマを3分間でスピーチしたりし、英語の表現力を競う。出場資格は20歳以下で、日本選考会には約30人が参加した。世界大会には50カ国以上から各国の代表が出場する。これまで日本代表が決勝の上位7人に選ばれたことはないという。

 日本代表として世界大会に出場経験がある先輩や、母語が英語の知人にスピーチを聞いてもらうなど猛練習に励んでいる。「全く後悔しないよう準備を徹底して臨む」と力強く語った。

 上江洲さんは沖縄カトリック中在学時に、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会で県代表に選ばれるなど数多くの英語弁論大会に出場してきた。昨年4月から東京の大学生となり、日本学生協会基金に所属し、中学生に英語を教えるボランティアなどにも励んでいる。