沖縄県地域保健課は22日までに、インフルエンザウイルスを原因病原体とした急性脳炎患者数は、今年1月~2月18日までに6人に上ったと発表した。過去5年間の同時期で最多。報告された6人は1~7歳の幼児で、幼い子どもが重症化しやすいとして県が注意を呼び掛けている。
患者の年齢は1歳が3人、3、5、7歳がそれぞれ1人で、いずれも意識障害を伴って24時間以上入院した。インフルエンザウイルスが原因の急性脳炎患者数は、15年、16年の同時期はどちらも2人、14年、17年は0人だった。
急性脳炎は意識障害、けいれん、異常言動・行動の症状が出る。県地域保健課の担当者は「まずはインフルエンザ予防が第一だが、感染して意識障害などが起きたら早めに医療機関を受診してほしい」と話している。