【北部】沖縄振興開発金融公庫(川上好久理事長)と国頭・大宜味・東のやんばる3村は23日、国頭村の道の駅ゆいゆい国頭で地域振興プロジェクト助言業務に関する協定を締結した。世界自然遺産登録を見据えた観光産業や地域振興に対し、構想や企画の段階から沖縄公庫が金融ノウハウを活用して助言する。
やんばる3村の一部は2016年9月に国立公園に指定され、観光客が増加傾向にある。自然豊かな環境や地域資源を生かした経済産業活動の推進やむらづくりを見据え、沖縄公庫による助言や融資を受けて地域振興を促進させる。
締結式で川上理事長は「世界自然遺産登録の動きがある中で、3村らしい地域振興ができる。北部は非常にポテンシャルが高く、それを十分発揮できるようお手伝いしたい」と述べた。国頭村の宮城久和村長は「自然環境を生かしたスポーツツーリズムなどの地域振興を活性化させたい」と意気込んだ。大宜味村の宮城功光村長は小学校の跡地利用について触れ「シークヮーサーワイン工場やIT研修施設など、公庫としっかり連携して進めていきたい」と語った。東村の伊集盛久村長は「返還された部分の跡地利用促進など地域の発展へ結び付けていきたい」と述べた。