西表で震度5弱 沖縄県内8年ぶり 警戒呼び掛け


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西表で震度5弱を観測した地震について会見で説明する沖縄気象台の神谷晃地震火山課長=2日午前1時20分、那覇市樋川の沖縄気象台

 気象庁によると、1日午後10時42分ごろ、沖縄県竹富町の西表島付近を震源とする地震が発生し、同町大原(西表島)で震度5弱の揺れを観測した。震源の深さは約20キロで、地震の規模はマグニチュード(M)5・7と推定される。

 県防災危機管理課によると午後11時半現在、けが人などの情報は入っていない。県内で震度5弱の地震が観測されたのは、2010年2月の沖縄本島近海地震以来8年ぶり。

 1日の地震では他に、竹富町黒島や同町波照間で震度4、石垣市で震度3、多良間村や与那国町で震度2を観測した。沖縄気象台は「地震活動が続いており、余震も発生している」として、警戒を呼び掛けている。