希羽ちゃん、安らかに 3歳9ヵ月で死去 16年に心臓移植


この記事を書いた人 大森 茂夫
翁長希羽ちゃん=2017年6月

 沖縄県内外からの募金による支援を得て、2016年2月に米国での心臓移植手術に成功した翁長希羽(のあ)ちゃんが2日午前3時13分、間質性肺炎のため、熊本県熊本市の病院で亡くなった。3歳9カ月だった。葬儀は4日、熊本県八代市内で近親者で行う。

 「のあちゃんを救う会」によると、希羽ちゃんは16年2月に米国での心臓移植手術に成功した。同年9月に帰国したが、悪性リンパ腫やほかの合併症を発症し大阪府内の病院に入院していた。

 17年6月に退院し、沖縄県内や熊本県内の自宅で過ごしていたが、入退院を繰り返し、12月からは熊本市内の病院に入院していた。

 「のあちゃんを救う会」の平良誠共同代表は「皆さまの温かい心尽くしと両親の愛情に支えられ、一生懸命に病気と闘った。病苦から解放された希羽ちゃんを心穏やかに見送りたい」とコメントを寄せた。