4月22日投開票の沖縄市長選で、沖縄市議の諸見里宏美氏(56)が10日、市内で記者会見し、正式に出馬を表明した。無所属で出馬する。県議会の会派おきなわが推薦を決めている。社民、共産、社大、自由などへ推薦を求めることを検討している。諸見里氏は「市民本位の市政を取り戻す」と決意を語った。
「選挙に挑むに当たり一番に思い浮かんだことは、子どもたちの笑顔輝く市にしたいということだ」と述べ、待機児童解消や給食センターの建て替え、公立夜間中学校設置に取り組む方針を示した。
政策として農業と観光を連動させたアグリビジネスを進めることや交通ネットワーク整備、沖縄こどもの国の充実を図ることを掲げた。
市長選には現職の桑江朝千夫氏(62)=自民推薦=が出馬を表明している。
諸見里 宏美氏(もろみさと・ひろみ)1961年11月生まれ。市上地出身。沖国大短期大学部卒。2010年9月に市議初当選。