沖縄・就活生に人気の企業は? 上位20社ランキング 決め手は「安定性・将来性」


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 求人情報誌を発行するラジカル沖縄(那覇市)は14日、来年春に卒業予定の学生を対象とした就職志望ランキングをまとめた。来夏に大型商業施設の開業を予定するなど店舗を拡大するサンエーが6年連続で総合1位となった。4位以内にランクインした企業は志望理由の上位に「安定性・将来性がある」が挙げられた企業が占め、安定性のある企業が人気を集めた。

 2位は電気通信事業の沖縄セルラー電話で、前回の5位から3ランク上昇した。今年新社屋を完成させたJAおきなわが3位となり、前年の18位から大幅に順位を上げた。4位には安定性や福利厚生が評価された沖縄電力が入った。

 一方、前年2位、3位、4位となった沖縄銀行、琉球銀行、沖縄海邦銀行の地銀3行は、それぞれ5位、6位、12位に下げた。ラジカル沖縄の担当者は「金融機関は安定性から人気があったが、県外で人工知能(AI)を導入して社員を減らす動きなどが報じられたことが影響したのではないか」と分析した。

 18位は来年に沖縄出店を計画するセブン―イレブン・ジャパンが初めてランクインした。

 調査は12日に開かれた合同企業説明会「ルーキーナビ2019」で来場した学生を対象に行い、425人から回答を得た。