横田配備のオスプレイ、沖縄で夜間訓練も 事故率はMV22より高く


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 【東京】防衛省は28日、米軍横田基地(東京都福生市など)へ配備予定の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイについて、米側から沖縄県内の訓練場で、夜間飛行訓練と空対地射撃訓練、離着陸訓練を実施すると説明を受けたと明らかにした。CV22は県内で空対地射撃、離着陸訓練を実施することは明らかになっているが、夜間飛行訓練も実施することが判明した。

 横田のCV22や普天間飛行場所属のMV22オスプレイの配備撤回を求める「オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会」(湯浅一郎代表世話人)が国会内で実施した政府に対する要請の場で説明があった。

 CV22は飛行時間が7・4万時間とMV22と比較して少なく、10万飛行時間当たりのクラスA事故率は参考値ながら4・05で、MV22の3・24を上回っている。

 米国防総省はCV22の配備が2020会計年度に遅れると発表している。MV22の事故率は今年2月に3・24に修正されたが、過去最悪に上昇している。政府は普天間への配備当時、事故率は配備後下がる傾向にあると指摘していた。