那覇空港の飛行機搭乗橋 バリアフリーに 東京五輪・パラ見据え


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那覇空港で新たに導入されているバリアフリーの搭乗橋

 那覇空港ビルディング(那覇市、兼島規社長)は4月から、バリアフリーの搭乗橋を国内線旅客ターミナルで運用している。航空機とターミナルを結ぶ通路の段差をなくし、車いす利用者でも使いやすくなっている。東京オリンピック・パラリンピックを見据え、2020年3月末までに23基を運用させる予定。

 バリアフリーの搭乗橋は通路が広く設計されているほか、つやの出る壁面を採用して通路内を明るくしている。成田空港や羽田空港などで運用されており、那覇空港は国内で5カ所目の設置空港となる。18年度は那覇空港のほか宮古空港にも設置する。

 同社は「これまでの搭乗橋と違い、段差が解消して通路幅も拡大し、美観も向上している。車いす利用者やキャリーバッグ利用者の利便性や快適性が高まると考えている」と話している。