【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米西部ネバダ州のネリス試験訓練場で4日午前10時半(現地時間)、米空軍のF16戦闘機が飛行訓練中に墜落した。3日にはカリフォルニア州で米海兵隊の大型輸送ヘリCH53Eが墜落し、乗員4人が死亡。アフリカ東部のジブチでは海兵隊のAV8Bハリアー戦闘機が墜落する事故を起こしており、2日間で3件目の米軍機事故となった。
また、CNNによると、ジブチでは3日、海兵隊のCH53Eがアルタビーチ付近で着陸の際に「軽微な機体の損傷」を起こしていたことが分かった。墜落したF16戦闘機はネリス空軍基地所属。同基地によると、操縦士の状態は不明で事故原因は調査中。現場で救急措置が行われたという。
同型機を巡っては、今年2月に米軍三沢基地(青森県)所属のF16戦闘機がエンジン火災を起こし、シジミ漁船が操業していた湖に燃料タンクを投棄した。
嘉手納基地では、米コロラド州バックリー空軍基地から約3カ月間、暫定配備された同型機が2017年8月、着陸後に機体下部にある右側の主脚のタイヤがパンクし、北側の滑走路が一時閉鎖された。