静養中の翁長雄志知事が16日午前9時すぎ、12日ぶりに県庁に登庁した。部局長との定例の政策会議に出席するためで、自身の体調についての説明や業務の調整を行う。
17日に予定している具志堅用高氏、比嘉大吾氏への県民栄誉賞表彰式については、「(辞退との)報道もあるようなので、少し調整しないといけないかもしれない」と述べた。
翁長知事は5日に人間ドックを受けたところ医師から再検査を指示され、同日午後から精密検査のために入院した。
7日に退院したが、検査の結果、膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかったことを公表していた。腫瘍を取り除く手術までの間は、知事公舎で静養に充てている。
政策会議出席のため登庁した翁長知事は体調について「今、チェックチェックでしっかり元気に頑張っている。ひとつよろしくお願いします」と記者団に語った。手術の日取りについては調整中とした。【琉球新報電子版】