経済

石垣牛、米国へ定期輸出 富裕層狙う ゆいまーる牧場

米国向けに石垣牛を輸出するゆいまーる牧場の安藤美由紀さん=17日、石垣港

 【石垣】石垣牛などを生産・販売する農業生産法人ゆいまーる牧場(沖縄県石垣市、金城輝美代表)が、石垣牛の米国への定期輸出を17日、開始した。石垣牛が米国向けに定期的に輸出されるのは初めて。同法人は今後、月1回ほどのペースで輸出する方針で、石垣牛ブランドを米国でも広げたい考えだ。

 同法人は石垣牛を長期肥育した独自の高級ブランド「KINJO BEEF」を展開しており、米国向けも富裕層が対象となる。すでに香港にも月1~2頭を輸出しているほか、台湾には受注に応じたスポット輸出をしている。

 17日には石垣港から米国向け1頭を含む3頭を出荷。海外輸出に対応する鹿児島県の食肉処理施設で加工した後に、那覇空港を拠点とした国際貨物ハブ事業を利用して輸出する。

 国内での口蹄疫(こうていえき)発生を受けて2010年4月に米国向けの牛肉輸出が停止される前にも同法人は、米国に数回、スポット輸出していた。今回は米国から定期注文を受けた。月1頭程度の牛肉を輸出する予定だが、需要に応じて出荷頭数の拡大も図る方針だという。

 同法人肥育担当の安藤美由紀さん(35)は「石垣牛の輸出によって、石垣島のことを米国でも宣伝できると思う。地元の畜産業が頑張るきっかけとなり、地域貢献につながってほしい」と話した。