22日投開票される沖縄県沖縄市長選は19日、最終盤となる「三日攻防」に突入した。無所属新人で前市議の諸見里宏美氏(56)=社民、共産、社大、自由、民進、希望推薦=と無所属現職の桑江朝千夫氏(62)=自民、公明、維新推薦=の両陣営は、地盤堅めや浮動票の獲得へ向け市内を奔走している。さらなる支持拡大へ向けて総力戦を展開している。
市長選は、1万人規模の多目的アリーナ建設の是非や待機児童対策が主な争点となっている。両候補者は経済振興や子育て支援、基地問題などについて訴えている。
諸見里氏は「歩いて稼ぐ選挙」を徹底。毎朝各地で手振りやポイント演説を展開するほか、保育所や各業界関係者らとの意見交換会で知名度向上や政策の浸透を図る。
桑江氏は、支援を受ける市議や公明の支持者らが地域回りを徹底する。連日自民党の国会議員らが現地入りし、企業を回って基礎票固め、浮動票獲得に奔走している。