沖縄国際映画祭閉幕 25万人 祭典楽しむ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
映画「洗骨」の照屋年之(ゴリ)監督(左から4人目)や奥田瑛二さん(同3人目)、筒井道隆さん(同2人目)ら=22日、国際通りの特設会場

 「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」(同実行委員会主催)が22日、閉幕した。那覇市の波の上うみそら公園ステージや新都心公園、イオンモール沖縄ライカムなどの各会場で映像作品が上映されたほか、漫才やライブなど多彩なイベントが行われた。19日からの4日間の総動員数は約25万人(主催者発表)だった。

 22日は那覇市の国際通りでレッドカーペットが行われ、延べ約千人の俳優やお笑い芸人、監督らが登場。雨が降り雷も鳴るあいにくの天気だったが、観客が雨をしのぎながら拍手や声援を送り盛り上がった。

 県出身女優の黒木メイサさんは「10回目のタイミングで参加できてうれしい」と笑顔。吉本新喜劇の酒井藍座長は「(沖縄の人は)一緒に食事したことがあるかな、と思うくらいウエルカムでやさしい」と話した。

 「洗骨」で監督を務めた照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)さんや俳優の阿部寛さん、女優の石田ひかりさん、芸人の宮川大輔さんらも姿を見せた。宮川さんに「お祭り男」と声援を送った神里大悟君(10)は「目が合った」と喜んだ。

 同日夜は那覇市の波の上うみそら公園で、BEGINら県出身アーティストや芸人による島ぜんぶでおーきなバンドのエンディングライブが行われた。