ベトナムのフエ市で開かれる国際芸術祭「フエ・フェスティバル2018」に参加するため、八重瀬町の伝統芸能実演家ら25人で構成された県八重瀬伝統獅子舞芸能団(神谷武史団長)が午前、那覇空港を出発した。
芸能団は26日から29日まで現地で八重瀬町友寄と志多伯の獅子舞や棒術、小城の棒術、舞踊などを披露するほか、ワークショップを行い、八重瀬や沖縄の伝統文化を世界に発信する。
出発式では神谷団長のあいさつが行い、「多くの皆さんに支えられて今日を迎えることができた。八重瀬町の民俗芸能を世界に披露できることに誇りを持って、しっかりと伝えていきたい」と意気込んだ。
新垣安弘八重瀬町長は「体調管理に気をつけて頑張って来て下さい」と激励のあいさつを述べた。
フエ・フェスティバルは「文化遺産の統合と発展」をテーマに世界20カ国以上が参加する。同芸能団と沖縄・ベトナム友好協会が参加を計画。県内企業の協賛などを経て実現した。今回日本からは同芸能団のみ招待されている。【琉球新報電子版】