ぬめり良し、長さ良し、太さ良しの〝天然モズク〟豊漁 久米島


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漁の解禁を受けて水揚げされた天然モズクを持つ遠藤大輔さん(右)と井上雅裕さん =16日、久米島町の儀間漁港

 【久米島】特産品の中でも人気の高い天然モズク漁が、沖縄県の久米島鳥島海域で16日に解禁された。早朝から、久米島漁協天然もずく漁業部会(糸数勇太部会長)のメンバーらが収穫作業に追われた。

 午前中の収穫を終え儀間漁港に戻った遠藤大輔さん(43)は「今期は3年ぶりに豊漁が期待できそう。冬場の寒さもあり、春の日差しの下ぐんぐん成長しているので、早く皆さんにおいしい天然モズクをお届けしたい」と話した。

 モズク加工所の東江將悟場長(32)は「今年も、ぬめり良し、長さ良し、太さ良しの天然モズクが揚がってきています」と話した。

 収穫は5月下旬ごろまで続き、同部会の今期目標収穫高は全体で300トン以上を目指す。
 (盛長容子通信員)