沖縄・海洋博で誕生 子イルカ死ぬ


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(沖縄美ら島財団提供)

 【本部】本部町の海洋博公園を管理運営する沖縄美ら島財団は27日、3月31日に園内で生まれたマダライルカの子イルカ(雄)=写真、同財団提供=が死亡したと発表した。死因は調査中。生後12日目の4月12日午前10時ごろ、体調が急変し、救命措置を施されたものの同11時10分死亡した。美ら島財団によると、マダライルカの飼育下の繁殖として国内初事例だった。財団は「死因解明と母イルカの産後管理に全力を尽くす。今回得られた貴重な繁殖データを生かし、飼育下繁殖を推進したい」とした。

 子イルカの親は、共に飼育6年目、推定年齢13歳の母・リラと父・ナオ。子イルカは死亡時点で体長81センチ、体重8キロだった。