なぜ水道止まった? 伊良部で原因不明の断水 宮古島市長が発表


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会見で断水の発生について説明する下地敏彦宮古島市長(右)=29日、宮古島市役所平良庁舎

 【宮古島】沖縄県の宮古島市の下地敏彦市長は29日、市役所平良庁舎で会見を開き、伊良部島の南地区で原因不明の断水が発生していると発表した。

 27日午後に住民から市へ通報があり、市上下水道局などが調査を進めているが、29日午後7時現在も断水は続いており、原因は分かっていない。市は29日午前から給水車を出動させ、飲料水などの給水を行っている。

 断水の対象世帯は伊良部島南地区5地域1275世帯(2434人)。世帯によって断水、水道水量が極端に減っている状況など被害程度にばらつきがあり、詳細の把握はできていないという。

 市は伊良部中学校と東地区構造改善センターの2カ所で、24時間体制で飲料水などの給水を行っている。

 下地市長は会見で「原因究明のために調査を進めている。早期解決に尽力したい」と述べた。