米ハワイ州ワイパフに建設中の「ハワイ沖縄プラザ」の建設費として「ハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部」が県内で集めている募金が9日までに、目標の1億円の9割に相当する9100万円に達した。2013年に始まった募金は、市町村や企業・団体、個人など延べ約1500件寄せられている。同本部は9月の完成式典までに残りの900万円を集め目標額1億円を達成したいとしており、引き続き協力を呼び掛けている。
9日には、「花ことば歌謡友の会」の又吉スミ子実行委員長と照屋妙子事務局長らが那覇市真嘉比のハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部に宜野座朝美事務総長らを訪ね、4月に那覇市で開いたチャリティーショーの収益40万円を寄付した。
花ことば歌謡友の会は戦後、ハワイ在住の県系人らが豚550頭を沖縄に送り、復興を支援したことへの恩返しを掲げた募金に賛同する。これまで県内で6回のチャリティーショーを開き、少なくとも計840万円を寄付した。又吉実行委員長や照屋事務局長は「沖縄から恩返しをしたい」と寄付に思いを込めた。
宜野座事務総長は花ことば歌謡友の会の寄付に感謝し「最後の第4コーナーは苦しいが、9月の完成セレモニーではぜひ沖縄から1億円を寄付したことを報告したい」と県民の支援を呼び掛けた。