「基地建設立ち向かう」 きょうから平和行進 結団式、500人が気勢


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11日からの平和行進を前に、結団式でガンバロー三唱する参加者=10日、那覇市の県男女共同参画センターてぃるる

 日本に復帰して46年を迎える沖縄を歩き、平和の大切さを訴える「第41回5・15平和行進」の全国結団式(主催・同実行委員会、沖縄平和運動センター)が10日午後、那覇市西の県男女共同参画センターてぃるるで開かれた。全国から労働組合や平和団体など約500人が参加し、11日からの行進に向け、ガンバロー三唱で気勢を上げた。平和行進は11日、2コースに分かれて出発する。

 11日は中北部・基地コースが米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設が進む米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、南部・戦跡コースは県庁前県民ひろばでいずれも午前9時から出発式が行われる。最終日の「平和とくらしを守る県民大会」は13日午後1時半から宜野湾市の宜野湾海浜公園屋外劇場で行われる。

 実行委員長の山城博治沖縄平和運動センター議長は「辺野古、高江だけでなく、宮古も八重山も与那国も基地建設と戦争の脅威にさいなまれながら毎日を送っている」と米軍や自衛隊の基地建設が進む状況に触れた。その上で「73年前の地獄のようにならないためにも、力を合わせて立ち向かいたい」と訴えた。

 11日のシュワブゲート前での出発式の際、工事車両による資材搬入が実施される可能性に触れ、山城議長は「その時は、迷わず皆さんと一緒に座り込もうと思っている。意地を見せよう」とも呼び掛けた。