翁長知事、5月下旬退院へ 会見で自ら説明予定


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静養中、政策会議に出席するため一時的に県庁に登庁した翁長雄志知事=4月16日

 膵臓(すいぞう)に見つかった腫瘍の切除手術を受けた沖縄県の翁長雄志知事が20日からの週に退院する見通しとなったことが、12日までに関係者の話で分かった。退院後、知事自ら会見を開いて手術の結果などを説明し、公務復帰のめどについても示すと見られる。

 4月24日に県が翁長知事が手術を受けたことを発表した際には、富川盛武副知事が「同様の手術の場合には一般的に4~5週間で退院する場合が多い」と説明していた。県幹部や関係者によると手術が予定通りに実施され、退院に向けて手術後のリハビリも順調に進んでいるとした。

 腫瘍が良性か悪性かを判断する病理検査の結果についても知事自ら会見で説明する予定。

 翁長知事は4月5日に精密検査のため緊急入院して以降、公務を休んで手術と療養を続けている。12月で任期満了を迎える翁長知事の2期目出馬を巡り、健康面の影響が注目されている。