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今が旬!もぎたてイチゴを味わえる 沖縄最大規模のハウス 南部の新観光地に


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採れたイチゴを使った人気のアイスクリーム・「イチゴミルク味」と「イチゴヨーグルト味」

 イチゴ狩りを楽しめる南城市玉城の「美らイチゴ南城ハウス」がじわりと人気を集めている。3月に開業した同園は、県内最大規模の7500平方メートル。甘い香りが広がるビニールハウス内でのイチゴ狩りは、天気を気にせず楽しむことができる。連日、子や孫を連れた地元客や、海外からの観光客でにぎわいを見せている。運営する「美らイチゴ」(小野田安弘社長)の遠藤健二副社長(52)は「地域にとっては憩いの場、観光では南城市の新たなスポットになりたい」と話した。

 イチゴ園は3棟に分かれていて、実り具合で開放されるハウスが決まる。3~5品種のイチゴが栽培されており、その中の一つ「恋苺(いちご)」は、県内ではここだけでしか味わえない。ほのかに桃が香る「恋みのり」も人気だ。

 「地元の親子が一緒にイチゴを頬張り、顔を見合わせて笑っている様子を見ると安心する」。遠藤さんら美らイチゴのメンバーが目指すのは、普段から何げなく立ち寄れる場所だ。「地元の良さを知っている地元の人と、国内外から来た観光客が、ここでイチゴを食べながら自然と交流できるといい」

 美らイチゴ南城ハウスでは、園内で採れたイチゴを使ったアイスクリーム(税込み300円)も人気だ。「イチゴミルク味」と「イチゴヨーグルト味」の2種類がある。イチゴ狩りは6月末まで。また実をつける12月に再度開園する。季節によって、イチゴ狩りの料金は変動する。問い合わせは美らイチゴ(電話)090(4581)4115。