【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設で、沖縄防衛局は23日午前、辺野古側海域に予定される護岸「K4」の造成工事を進めた。基地建設に反対する市民は船3隻、カヌー6艇で工事を止めようと「サンゴを殺すのはやめろ」などと声を上げた。
K4護岸の先端では砕石をクレーンで海に落とし、パワーショベルで整えていた。別の先端では作業員が積み上げられた砕石を覆う形で被覆ブロックを並べた。防衛局はK4護岸を延伸して別の護岸とつなげ、7月にも土砂を投入する計画だ。
工事現場に近づいて抗議した市民が一時、海上保安庁に拘束された。【琉球新報電子版】