社会の課題と向き合う沖縄の次世代リーダーを育成する事業「Ryukyufrogs(リュウキュウ・フロッグス)」第10期生の本島説明会が27日、宜野湾市の沖縄国際大学で開かれた。小学生から大学・専門学校生まで約80人が参加。グループワークを通し、テクノロジーを使って課題を解決する議論を体験した。
参加者は5~6人ごとのグループに分かれ、沖縄の未来を変える方策を話し合った。「交通弱者を減らしたい」と掲げたグループは、インターネットの掲示板を活用した相乗りサービスを提案。その他、人工知能(AI)を使ったファッションショーの開催など、ユニーク案が飛び出した。
既に開催した石垣島、宮古島を含め、説明会はこの日で終了した。2度の選考会を経て、6月中旬に第10期生が決まる。選抜された学生は、米シリコンバレーへの11日間の派遣など半年間の研修をこなし、12月に成果発表会を迎える。