嘉手納基地にF22が6機飛来 14機が1カ月暫定配備


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爆音を鳴り響かせ着陸態勢に入るアラスカ州のエレメンドルフ空軍基地所属のF22ステルス戦闘機=30日午後3時10分すぎ、嘉手納基地(花城太撮影)

 【中部】米軍嘉手納基地に30日午後3時10分すぎ、最新鋭のステルス戦闘機F22ラプターが計6機飛来した。

 沖縄防衛局は「14機のF22が、約1カ月嘉手納飛行場に展開される」と本紙取材に回答した。嘉手納基地に暫定配備される14機のうち10機が、30日中に到着する予定だ。

 周辺自治体には同日正午、沖縄防衛局から連絡があったという。昨年度の沖縄防衛局の24時間目視調査では、外来機の離着陸の離着陸や旋回の回数が全体の3割を占めており、外来機の飛来が周辺住民の負担を増加させている。

 嘉手納基地を抱える沖縄市と嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協、会長・桑江朝千夫沖縄市長)は外来機の飛来の中止を求めている。【琉球新報電子版】