沖縄県内の次世代ファッションリーダーを育成する「RYUBO DESIGN STADIUM(リウボウ・デザイン・スタジアム)」の開校式が30日、那覇市のパレットくもじで行われた。県内の高校から約90人が参加し、決意を新たにした。
デパートリウボウの70周年事業の一つで、浦添工業高校、美来工科高校、首里高校の3校から選抜された生徒が参加。10月までの約半年間、沖縄をテーマにした衣料品、ファッション雑貨の商品開発やマーケティング、販売促進など実践的なインターシップ型の講座を受ける。制作した作品は、10月にSNSなどで人気投票や作品発表会で表彰され、リウボウで販売される。
開校式で高岡義泰店舗企画部長は「デパートの強みであるデザインやファッションを通して、若い皆さんの自由な発想が発信できるよう、また世界で名だたる人材が育つように全力でサポートします」と挨拶した。
首里高校の松村なつみさん(16)は「沖縄の魅力を伝えられるような商品をつくりたい」、知念紗羅さん(16)は「紅型の良さをアピールできるようなデザインを作ってみたい」と意欲をみせていた。