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横田基地CV22飛来、事後報告 防衛省、米要請受け

 【東京】防衛省は30日、米軍横田基地(東京都福生市など)に29日に着陸した米空軍輸送機CV22オスプレイの飛来について、事前に米軍から通知を受けていたにもかかわらず、米側の求めに応じて周辺自治体には着陸後の事後報告としていたことを明らかにした。参院議員会館であった日本平和委員会との交渉の場で担当職員が説明した。4月の日本初陸揚げの際にも日本政府は事前通知を受けていたが、地元には当日まで明らかにしなかった。

 委員会のメンバーは「海兵隊のMV22オスプレイは速やかに伝えると言っていた対応と全く違う。CV22では対応を変えるということなのか」と指摘し、今後もCV22の運用は秘密裏に行われることになることへの警戒感を表した。また「秘密に包まれたCV22をこれ以上抱えるのは大反対」と配備撤回を訴えた。

 防衛省の担当者は、米軍からいつ通知があったかとの問いには「具体的な日時は控えたい」と答えなかった。米軍からの通知については「やりとりをしており、今回入ってくるとの情報があったが、運用上の理由もあり、事前公表を控えるよう要請があった」と説明した。米側に日本政府から抗議はしていないという。CV22オスプレイは4月13日に海外での訓練を理由に横田基地から離陸していた。今後は沖縄でも訓練が予定されている。5月29日の横田基地への飛来を受けて羽村市など基地周辺自治体が相次いで、事前通告がなく迅速な情報提供を重ねて求める要請を行っている。