
かりゆしグループのリゾートエンタープライズ沖縄(糸数昌高社長)は6月1日から、泊港を拠点とした海底観光遊覧船の運航を始める。スタッフが那覇港周辺を調査する中で見つけたという“サンゴ礁畑”をコンテンツに、那覇市の新たな観光資源として発信する。関係者は「気軽に沖縄の海の魅力を感じてもらいたい」と語った。
遊覧コースは泊港を発着点とする乗船時間約40分のコース。約2千万円をかけて新造したグラスボート「アークレックス ワン」に乗り、サンゴだけで200種類がいるという那覇港周辺のポイントを巡る。
運行は午前9時から午後4時まで、1時間に1便ずつ運行する。周辺の港に停泊する貨物船や大型クルーズ船、航空機が離着陸する様子も見どころという。
かりゆしアーバンリゾート・ナハを含め、那覇市内に宿泊する観光客へ情報発信していく考えだ。遊覧船事業を担当する宜保裕樹オペレーションマネジャーは「那覇港内にサンゴ礁群があることは知らない人が多いと思う。泊港を拠点とした観光の起爆剤になるのではないか」と期待した。
料金は大人2500円、子ども1500円。