「小さいころからの夢」 北中城高卒のオブライエンがメジャーリーグで指名 マリナーズで6巡目


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
シアトル・マリナーズから6巡目で指名を受けたジョセフ・オブライエン(砂川隆さん提供)

 155キロの速球右腕で、高い打撃力を持つ〝二刀流〟のジョセフ・オブライエン(20)=北中城高―米国・サザンネバダ短大2年=が、4日から6日まで行われていたメジャーリーグのドラフトで、シアトル・マリナーズから6巡目で指名を受けた。全体では178番目の指名。

 オブライエンは石垣市出身の母・砂川あけみさんと米国人の父・ジョンさんの下に米国で生まれ、3歳から沖縄で育った。北中城小時代は熱田フレンズで野球をし、北中城中を経て北中城高へ。高校卒業後はメジャーリーグを目指して米国のサザンネバダ大学に進学した。188センチ、97キロの右投げ右打ち。弟は昨年、福岡ソフトバンクホークスに育成3位で指名され、入団した砂川リチャード(沖縄尚学高出)。

 オブライエンは「昨日(指名当日)は実感がなかったが、小さいころからの夢だったので今は楽しみだ。2~3年でメジャーのマウンドに上がれるように頑張りたい。日本で培った技術が生かされていると思うので、元チームメートたちには感謝している」とコメントした。【琉球新報電子版】