沖縄県、はしか流行の終息を宣言


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 沖縄県は11日、3月以降に県内全域に感染が広がった麻疹(はしか)流行の終息を宣言した。県内では4年ぶりの感染が3月20日に報告されて以降、患者数は99人だった。

 県保健医療部の砂川靖部長らが県庁で記者会見。砂川部長は、5月11日に医療機関を受診した患者を最後に新たな感染が確認されていないとし「今回の沖縄県におけるはしかの流行が終息したことを宣言する」と述べた。

 今回の流行は、県内に旅行に訪れていた台湾人男性がきっかけで、観光や接客業に従事する人たちが多く感染した。

 国内外の観光客からのキャンセルが相次ぎ、6月6日時点で5572人に上った。直接損害額は約4億2千万円だった。【琉球新報電子版】