泡盛マイスター協会の新垣勝信会長らは11日、沖縄県議会に新里米吉議長を訪ね、泡盛乾杯条例制定の要請文を手渡した。新垣会長は「泡盛業界を活性化し、地場産業と伝統を守りたい。県内外に泡盛文化を強く発信したい」と条例の制定を求めた。
13年連続で出荷量が減少する泡盛の現状に歯止めをかけ、条例制定を機に広く県民に新たな飲み方を提案する。同協会が目指す黒麹(こうじ)菌の世界文化遺産登録にもつなげたい考えだ。全国では138の自治体が同様の条例を制定しているという。
要請を受けた新里議長は「泡盛だけでなく、ビールも含めた県産品での乾杯へ表現を工夫した方がいいかもしれない。7月の委員会に提案し、審議したい」と語った。