全国高校野球沖縄大会 65校100回目の夏狙う 23日開幕、来月22日決勝


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23日に開幕する100回記念大会の組み合わせ抽選に臨む各校の主将ら=12日午後、北中城村中央公民館(大城直也撮影)

 高校野球の第100回全国選手権記念大会沖縄大会の組み合わせ抽選会は12日、北中城村中央公民館で開かれ、1回戦1試合、2回戦31試合の対戦カードが決まった。節目となる今年は、全て単独チームでの参加となり、本年度から県高野連に加盟し、公式戦初出場となる日本ウェルネスを含む65校65チームが甲子園への切符を懸け争う。県代表を決める決勝戦は7月22日午後1時、沖縄セルラースタジアム那覇で行われる予定。シード校は4校で、春季大会の成績順にKBC未来、興南、コザ、沖縄尚学となった。1回戦は沖縄高専―球陽のみ。残りは2回戦からスタートする。沖縄尚学―沖縄水産、KBC未来―沖縄工業、コザ―中部商業など、初戦からシード校が絡む注目カードがそろった。大会は沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に、コザしんきんスタジアム、北谷公園野球場、アトムホームスタジアム宜野湾の4球場で行う。開会式は23日午前9時からコザしんきんスタジアムで行われる。

謙虚に「頑張ります」/選手宣誓する 北部農林・岸本主将

選手宣誓の抽選を引き当てた北部農林の岸本宗太主将

 23日の開会式の選手宣誓は希望者による抽選の結果、北部農林3年の岸本宗太主将に決まった。「先生から(抽選に)行ってこい言われて」と、予想外の大役を引き寄せた。

 当たりを引いたが、自身に決定したことを認識できず、周囲の紙が白紙だったことから、しばらくして手を上げた。「(宣誓で)かまないように頑張ります」と謙虚にあいさつした。

 北部農林は3年生が6人と、大所帯のチームではないが「みんなと1分でも、1秒でも長く野球ができるようにしたい。まずは初戦突破です」と気合を入れた。