やっと、梅雨空 本島中南部で雨 熱帯低気圧が発生、15日に台風に 


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梅雨空となり、傘をさして足早に通勤する人々=14日午前8時15分、那覇市久茂地

 やっと、やっと、梅雨空―。先月8日の梅雨入り以降、少雨傾向が続いている沖縄地方は14日、沖縄本島中南部を中心に朝から雨が降った。那覇では午前9時55分までの1時間に16ミリのやや強い雨を観測。街には久々に傘の花が咲いた。

 梅雨前線の影響で、沖縄本島地方は13日夜から雨が降り始めた。14日午前10時現在の24時間雨量は、渡嘉敷で58・5ミリ、与那国島で46・0ミリ、久米島で30・5ミリ、那覇で27・5ミリ。1時間雨量も渡嘉敷で36・5ミリ、久米島で16・5ミリを観測した。

 沖縄本島地方と先島諸島では、14日昼過ぎから15日にかけて、1時間に60ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。落雷や突風も起こる可能性があり、沖縄気象台が注意を呼び掛けている。

 沖縄気象台によると、14日午前3時ごろ、南シナ海で熱帯低気圧が発生し、午前9時現在、台湾の南西に位置する。24時間以内に台風となる見込み。東に進み、先島諸島は15日夜から16日にかけて、沖縄本島地方は16日に接近する可能性があるという。【琉球新報電子版】